防災士の活動の場
2018年05月09日 10:10
防災士はNPO法人(特定非営利活動法人)「日本防災士機構」が認定する民間資格ですから、たとえ認証されたとしても、国家資格のように特定の権利・義務が発生するわけではありません。
しかし、防災士と認証されることで、防災に対する高い意識、知識、技術を持っているとみなされることから、防災や災害に関わる様々な活動の場があります。
まず、災害が発生していない時は、所属する職場や団体、あるいは、自ら生活する地域において、防災コミュニティの形成や他のコミュニティとの連携強化、地域密着型の防災・減災意識の啓発、防災訓練の推進、防災知識の普及があります。
また、地方自治体などが行う防災計画の企画立案に参画するよう要請されることもあります。
そして、災害発生時には、消防隊や自衛隊などの救援隊が到着するまでの間、被害拡大を抑えるために、避難誘導や救助活動、あるいは、避難所の監督などを行い、消防隊や自衛隊の到着後は、その指示に従って、ボランティアなどと協働しながら被災者の支援や被害の拡大を抑えるための活動に従事することになります。